外注品の外注準備時の工程開始処理、返却後の工程完了処理を行います。
外注工程の概要
外注工程は、大きく以下の段階を踏んで行います。
外注画面を使うタイミングは、「外注準備」「荷渡し依頼」「工程完了」の3回あります。
①外注準備(社内での作業)
「加工依頼書」と「外注控え」を作成し、製品(半製品、材料)と一緒に外注先に送付します。
この作業を実施することで、外注工程の開始となります。

②外注加工(外注先での作業)
外注先にて、実際に製品の加工を行います。

③荷渡し依頼(社内での作業)
「荷渡し依頼書」を外注先に送付し、加工された製品(半製品)の返却を依頼します。

④工程完了(社内での作業)
外注先から製品(半製品)の返却を受け、加工実績の登録を行って外注工程を完了します。

製品は外注先から返却されない場合があります。外注工程が続く場合等です。
例)第2工程:外注歪取り(外注先:A社)、第3工程:外注曲げ(外注先:B社)の場合
→製品はクマガイには戻ってこず、A社からB社へ直接輸送されます。
その場合も、第2工程、第3工程の完了処理をそれぞれ行う必要があります。
画面操作詳細
外注準備
左メニューから「外注」を選択します。画面を開いた直後は、「外注準備」タブが表示されます。

絞り込み機能
初期表示時は、すべての対象指示No.が表示されています。
外注先名、品番、外注依頼日、工程納期、工程種別、特記ありを選択して「絞り込み」ボタンを押すことで、絞り込み表示を行うことができます。
例)外注先名で絞り込み

詳細表示
表の「詳細」ボタンを押すことで、工程情報追加画面に変わります。

工程情報追加画面の詳細は、受注チェック・工程情報編集 | KIX SUPPORTの「2.工程情報追加機能」を参照してください。
工程開始
前工程で印刷された外注控えのQRコードを読み取ってください。(または、表のチェックボックスをチェックして、「選択した受注で工程開始」を押してください)
QRコードを読み取ると、工程開始-加工依頼書画面に変わり、加工依頼書が表示されます。


加工依頼書は外注先に送付しますので、ここで印刷してください。
工程開始画面では、以下の情報が確認できます。
〇受注情報

〇外注控えプレビュー
※再発行のための印刷ボタンがあります。

〇顧客提供図面
外注準備を完了し、工程を開始するには、工程開始画面のいずれかのタブで「工程を開始する」ボタンを押してください。
工程を開始すると、当該受注の表示が「外注準備」タブから「返却待ち」タブに移動します。

この後、製品(半製品、材料)、加工依頼書、外注控え(送付用)を外注先に送付してください。
荷渡し依頼
荷渡し依頼書を発行するには、「返却待ち」タブで対象の指示No.を選択して、「選択した受注の荷渡し依頼書発行」を押してください。

「荷渡し依頼書」ダイアログが表示されるので、引渡し日と備考を入力して、「発行」を押してください。

荷渡し依頼書が発行されます。

荷渡し依頼書を印刷して、外注先に送付してください。
工程完了
この作業は、外注先から製品が返却されてから実施してください。
工程完了
工程完了処理は、「返却待ち」タブで行います。
外注控え(保管用)のQRコードを読み取ってください。(または、表のチェックボックスをチェックして、「選択した受注の工程完了」を押してください)
QRコードを読み取ると、工程完了画面に変わります。


「完了」ボタンを押すと、「外注」画面-「返却待ち」タブに、当該データが表示されなくなります。
また、次工程に応じて、以下の伝票が発行されます。
次工程が、出荷の場合は『現品票』
次工程が、存在する場合は『連絡票』
次工程が、外注の場合は『外注控え』
再切断・修正・保留
工程完了画面で、再切断・修正・保留を行うことができます。
詳しくは、「保留・再切断・修正・別ロットNo.に当てる」についてを参照してください。