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枝分かれと合流について

指示No.の枝分かれが発生する場合と、最終的にどこで合流するかを説明します。

枝分かれと合流の概要

何らかの理由で、注文された員数の全量を一度に加工できず、分割して加工を行う必要がある場合があります。
このとき、受注の枝分かれが発生します。

「何らかの理由」には、以下の3通りがあります。
1. 再切断
2. 修正
3. 別ロットNo.に当てる

枝分かれの全体図

ここでは、「第1工程:レーザー 第2工程:検査」の受注で、第1工程で再切断が発生した場合を例に挙げます。

枝分かれの詳細

①枝分かれの発生
指示No.=「123-01」、員数=16の受注について本社一次切断を行ったところ、8個の再切断が発生しました。
このとき、「再切断数量=8」として枝分かれします。

②切断完了した分について
8個は再切断になりましたが、残り8個は切断が完了しました。この8個については次工程以降を実施できます。ただし、最終工程(検査)が完了したところで、再切断の枝分かれ分が追い付くのを待ちます。
このとき待合票が印刷され、枝分かれ分が追い付くのを待ちます。

待合票の例

③枝分かれ分について
再切断分については、指示No.の下2桁(枝番)の値が1つ増え、切断完了分とは区別されます。これを枝分かれと言います。
枝分かれ分の工程を、再度実施していきます。

・枝番は、01、02,03…と連番で採番されていきます。
・切断完了分(123-01)、再切断分(123-02)ともに、再度枝分かれが発生する場合があります。再度枝分かれが発生した場合、次の指示No.は「123-03(枝番:03)」となります。

④合流
1つの指示No.に属するすべての枝番について全工程が終わると、枝分かれした分が合流します。
現品票が印刷され、製造工程が完了します。

現品票が印刷されるタイミングは、「最後に処理した枝番の最終工程が完了したとき」です。
今回の例では、指示No.=「123-01」を先に実施しているので、指示No.=「123-02」の「検査」が完了したときに現品票が印刷されます。

⑤製造工程完了後
製造工程が完了すると、出荷業務を行うことができるようになります。
出荷一覧画面では、出荷指示No.=「123」、員数=16と集計されて表示されます。ただし、詳細画面を見ると枝番とそれぞれの員数が表示され、製造工程で枝分かれが発生したことがわかるようになっています。

枝分かれが発生する場合

1. 再切断

再切断とは、切断した製品が品質不良であった等の理由で、切断しなおすことです。(新たに材料を消費する)
以下の画面で発生する可能性があります。

画面パターン具体的な画面名
製造パターンA・本社一次切断
・外注切断
製造パターンB・丸ノ内切断
製造パターンC・切断(その他)
・サンダー
・開先
・フライス
・ボール盤
・マシニング
・その他
・検査室
製造パターンD・外注
検査・検査

再切断を行う場合は、工程完了画面にて「再切断」の数量を入力します。




「再切断」または「修正」に1以上の値を入力して「完了」ボタンを押したとき、確認ダイアログが表示されます。
内容を確認して、OKボタンを押してください。

再切断が発生した受注については、特記に「再切断」が追加されます。
ダッシュボード画面に表示されるようになり、「受注済一覧」「製造TOP」といった一覧画面では、背景色がオレンジ色になって表示されます。

2. 修正

修正とは、ある受注の員数の一部(または全量)について、工程を追加することです。
発生する可能性がある画面は、再切断と同様です。

修正を行う場合は、工程完了画面にて「修正」の数量を入力します。

すると、「工程情報新規登録」ダイアログが表示されるので、追加する工程を入力します。

修正を行った受注については、指示No.の枝番が1つ上がり、工程が追加されます。ただし、特記は追加されません。

3. 別ロットNo.に当てる

購入・支給・預かり品等で、1つの注文に対して複数のロットを当てる場合があります。このとき、枝分かれが発生します。
以下の画面で発生する可能性があります。

画面パターン具体的な画面名
製造パターンE・購入・支給・預かり品
・定尺出荷
・在庫出荷

別ロットNo.に当てる場合は、工程完了画面にて「別ロットNo.に当てる数」の数量を入力します。

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